2018.10.2

展覧会「芸術の保存・修復-未来への遺産」2018

芸術の保存・修復-未来への遺産(2018-)

東京藝術大学は、1889(明治22)年にその前身である東京美術学校の授業が開始されて以来、学生が制作する平常制作、卒業制作、自画像を収集してきました。その数はおよそ1万点に及ぶ。そして、1984(昭和59)年にヴィデオテープをメディアとする卒業制作および自画像が初めて収蔵され、テレビやヴィデオ、DVDやスマートフォンなどの新たなメディアを用いた収蔵作品の数は100点を超えた。本展では、そのような新たな卒業制作や自画像を展示し、伝統的な模写・修理、新たな複製・復元技術や作品の再制作といった視点から、現代の芸術における保存修復をめぐる問題を考察した。

展覧会:芸術の保存・修復 -未来への遺産
Conservation for the Arts; Thinking on Techne
会期:2018年10月2日〜10月18日
会場:東京藝術大学大学美術館 本館展示室2
観覧料無料 
主催:芸術の保存・修復プロジェクト、東京藝術大学COI拠点
協力:ソニービジネスソリューション株式会社、電子システム株式会社、株式会社日立製作所、metaPhorest(早稲田大学岩崎秀雄研究室)、東京藝術大学保存修復建造物研究室

展覧会公式カタログ(非売品)をご入用の方は、ご連絡ください。

JSPS科研費JP16K02304「タイム・ベースド・メディアの保存と修復―東京藝術大学から生まれる卒業制作」(代表者:平諭一郎)